
FXには、価格変動による為替差益の他に、もう一つ大きな利益のチャンスがあります。
それは、「スワップポイント」による利益です。
FX取引では、2つの国の通貨を交換しますが、同時に金利も交換します。
それぞれの国の金利が違うので、その差を調整する必要があり、その金利差調整がスワップポイントです。金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売った場合、そのポジションを翌営業日に持ち越す(ロールオーバー)ことで、スワップポイントを受け取ることができます。
例えば、高金利通貨として人気の高い豪ドルを買って、円を売る(豪ドル/円の買い)と、1日1万豪ドルあたり20円のスワップポイントがもらえます。
逆に、豪ドルを売って円を買う(=豪ドル/円を売る)と、1日あたり50円が受け取れます(2017年9月1日現在)。
1日では微々たるものですが、1年間持ち越すと20円×365日=7,300円となり、このスワップポイントが妙味の一つとなっています。
同じ日に売買(デイトレード)した場合は発生しません。
なお、スワップポイントは固定値ではなく、市場の状況によって増減することがあります。
一部の通貨ペアの場合、取引量が少なく調達コストがかかるため、買いポジションや売りポジションを持ち越しても、スワップポイントが発生する場合があります。